<雫石慰霊の森>全日空機と衝突事故後46年 空自隊員ら犠牲者に祈り

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事故で弟の文隆さん=当時(25)=を亡くした静岡県富士市の小山和男さん(74)は「事故から約50年が過ぎ、どちらが悪いということではない。関係者全員で空の安全を祈念できて、うれしく思う」と話した。
事故は71年7月30日午後2時すぎ、千歳発羽田行きの全日空ボーイング727旅客機と、訓練中だった航空自衛隊第1航空団松島派遣隊のF86F戦闘機が空中で衝突し、墜落した。自衛隊機の乗員1人は脱出して無事だったが、全日空機の乗客と乗員は全員死亡した。

日本史上初、そして現在までの唯一の空中衝突事故で、軍用機と民間機のニアミス、衝突の危険性という、古くて新しい問題に、今なお問題を投げかけている事故ではないかと思います。当時を報じるニュース、文献を読むと、実に悲惨な現場だったということで、ご遺族、関係者にとって、いつまでも風化することのない事故でしょう。
間もなく、日航ジャンボ機墜落事故発生の日がやってきますが、事故を、そこから導き出される教訓を風化させず、事故防止につなげていくことの重要性を強く感じました。