5000億損失「窮地」のANA HD 新国際中長距離LCCを立ち上げ! 事業構造改革の柱に

5000億損失「窮地」のANA HD 新国際中長距離LCCを立ち上げ! 事業構造改革の柱に(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース

グループ内で新たな航空会社を立ち上げます。中距離となる東南アジア・オーストラリア路線を中心に、拡大が見込まれるレジャー需要獲得を担う新たなLCC(格安航空会社)を立ち上げ、国際線の需要の回復をにらみながら2022年度を目途に運航を開始します。  新LCCは、傘下の航空会社「エアージャパン」を母体とすることで、速やかな事業立ち上げが可能であり、急激な需要動向の変化への柔軟な対応力を保持します。飛行機は、すでにANAで使用している300席級のボーイング787型機を活用するといいます。

コロナ後、アフターコロナにおいては、様々な物事がコロナ前とは変わるでしょう。その中において、航空業界の在り方も、よりカジュアルなものがメインになり、LCCの存在感が増すように思います。

世の中、何日が起きるかわからず、そういう中で、LCCのような身軽なスタイルのほうが、変転する状況への対応度も高くなります。かかる経費も低くなり、コロナ禍のような状況でも、傷口をより低いものに抑えることが可能になります。

飛行機の旅といえば、かつては、一世一代の晴れ舞台でしたが、今や、その辺にちょっと足を運んでくる、バス旅と大差ないようなものに、今後ますますなっていく、アフターコロナにおいてはそういう傾向が顕著になっていくのではないかと私は感じています。

ANAにとっては極めて厳しい状況ですが、企業体質を大胆に転換するチャンスということも言えるでしょう。