コラム:米ヤフーが買収で手にした「検索の未来」

http://jp.reuters.com/article/jpMobile/idJPTYE92T00J20130330

シリのような音声アシスタントが命令内容を理解し、サムリーがインターネット上で情報を収集し、わずか1秒で完璧な答えを提供してくれる時代を想像してみよう。「検索エンジン最適化(SEO)」という言葉が過去の存在になる可能性だってある。われわれとデータの距離は近づき、そこにどうアクセスするかはそれほど重要でなくなるだろう。

現在、主流のネット検索手法は、より多くのリンクがはられているような、見られているサイトが上位に来る、というものですが、見られている度合いが高いから個々の人々って有用とは限らず、そのような検索手法に限界はあって、次に来るものは何か、ということが当然問題になってきます。よく見られている、ということに加えて、個々人の興味や関心とカスタマイズできそれに沿って検索結果を表示させるような仕組みがうまく成功すれば、次の主流になることは確実でしょう。
サムリーが、どこまでそういう流れの中で役立つものになり得るかはわかりませんし、今のところ、未成年の開発者によるサクセスストーリーというところにばかり光が当てられていますが、こういった「原石」がいくつもある中から、次のスター的な存在が生み出される、という見方は常に持っておくべきと思います。