「唐突感がある」野党は慎重姿勢 創設を検討『国家情報局』とは(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
内閣情報調査室。通称、内調(ないちょう)と呼ばれるこの組織は、総理を直接補佐するために情報収集・分析や調査を行う機関です。ただ、一言に情報と言っても、その範囲は国内の政治状況からマーケットの動向、目まぐるしく変わる海外情勢など多岐にわたるとされ、実態はよく分かっていません。
そして日本では、そうした情報にまつわる組織が内調の他に、警察・法務・外務・防衛と5つに分かれていて、縦割りによる弊害が指摘されてきました。内調を格上げして国家情報局を作るのは、情報を一元的に集約するのが狙いとみられます。
情報というのは、組織という器を作れば自然と取れて上がってくるものではなく、時間をかけて有益な情報がそれを必要とする人に入ってくる仕組みを作る必要があると思います。日本では、記事にもあるように、複数の機関がそれぞれで情報活動を行っていて、国家情報局を作ったから、途端に一元化できるほど生やさしいものではないでしょう。警察が主導権を取る形になれば他の機関は敬遠するでしょうし、かなりの難しさがあると思います。
いきなり大上段に振りかぶるのではなく、既存の内閣情報調査室をうまく利用しながら、情報が集まってくる仕組み、カルチャーを作っていくべきではないかと感じます。
一部報道では、日本にもCIAのような組織を、という話も出ているようですが、工作までやることになると、当然、様々な弊害、軋轢も生じますから、勇ましく議論するだけでなく、地に足をつけて慎重に検討することも必要でしょう。