2008-02-25から1日間の記事一覧

強盗強姦罪の成否に関する事実認定が争われた事例(最高裁第一小法廷平成19年10月10日決定)

判例時報1988号152ページ以下に掲載されていました。決定が出た当時、インターネットのニュースなどで報じられているのを見た記憶があり、興味を感じて、一通り読んでみました。 事案の中で、強姦罪の成立については争いがなく、「強盗」の犯意、行為…

有罪認定に必要とされる立証の程度としての「合理的な疑いを差し挟む余地がない」の意義は、状況証拠による事実認定をすべき場合であっても異ならないとした最高裁判例(平成19年10月16日第一小法廷決定)

先に、http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20071022#1192985740でコメントしましたが、判例時報1988号159ページ以下に掲載されていました。 先のエントリーで、私はうかつにも見落としていましたが、判例時報のコメントで紹介されているように、昭和48年…

『共謀』捜査進展カギ 逮捕の妥当性、識者二分

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022590070819.html 九八年の東京高裁判決は一転、三浦容疑者に逆転無罪を言い渡した。殴打事件や状況証拠から、検察側が三浦容疑者を疑うことに一定の理解を示しつつ、「仮に氏名不詳者と共謀したとしても、共謀が…