検察側、被告の不遇は「安倍氏と何ら関係ない」 元首相銃撃初公判

検察側、被告の不遇は「安倍氏と何ら関係ない」 元首相銃撃初公判(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

標的を安倍氏に切り替えた理由について検察側は、教団関連団体に安倍氏がメッセージを送っていたことを知った被告が「首相経験者で非常に著名な安倍氏を襲撃すれば社会の注目が集まり、教団への批判が高まると考えた」と言及。「元総理大臣が白昼堂々と殺害されたことは戦後史に前例をみない極めて重大な結果をもたらした。被告の不遇な生い立ちは安倍氏と何ら関係なく、これらを特に注目・考慮すべきだ」と述べた。

一方の弁護側は、母親による教団への献金が総額約1億円に上ると明らかにし、宗教にのめり込む母親による児童虐待があったと述べ、それらが被告の行動や性格に影響を及ぼしていると訴えた。

裁判所、裁判員に与える印象として、被告人から見た安倍氏が旧統一教会と強い関連のある、一体性に近いものに見えていたかどうかが、量刑上、汲むべき度合いを大きく左右するのではないかという印象を受けます。そういった関係性のないものを、注目を集めたいという身勝手な動機から犯行に及んだとするのが検察で、関係性を強く認めた上で動機に汲むべきものがあるとするのが弁護側、という対立になるように思います。

そういった側面に対する評価によって、量刑上、大きな差が出てくる、そういう事件でしょう。

日本の憲政史上における政治家殺害事件として、類例を見ない、特異な事件であり、公判の行方には大きく注目されるものがあります。