女児アニメと性犯罪との因果関係巡りネット上で大激論

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120908-00000000-jct-soci

中迎さんは、「少年犯罪データベース」のサイトを運営している男性が集めたデータを紹介し、女児の強姦被害件数はむしろ減ってきているとした。それは、警察庁の犯罪統計書によるものだといい、1960年代中ごろに比べ、小学生以下の被害は、40年ほど経った2006年現在で10分の1ほどに減っているというのだ。06年は、小学生が46件、未就学児が3件としている。アニメなどの愛好者が増えたからといって、女児への性犯罪は増えているわけではないと言いたいようだ。
警察庁の広報課に取材すると、60年代中ごろの数値は確認できなかったが、06年の件数はその通りだった。2011年は、小学生が41件、未就学児が1件で、強姦だけ見れば、性犯罪は最近減っている。強制わいせつやわいせつ目的略取誘拐についても、ここ10年ほどは小学生以下の被害が減少傾向にはある。

統計上の数字の背後には、必ず「暗数」といって、統計には出ない、補足されていないものがあるものですし、こういった犯罪の動機や発生のメカニズムは様々で個人差もあるので、これがあるからこうなる、なければこうならない、といった議論は、決め手もなく、平行線をたどりがちですね。これは、死刑に威嚇力があり犯罪防止に役立つか、という議論が、長年、激しく闘わされてきたにもかかわらずいまだに決着がついていない(今後も永遠に決着はつかないでしょう)ことにも現れています。
議論すべきでない、ということではありませんが、冷静さは保ちつつ議論する必要はあるでしょう。