「ごめんなさい。悲しまないで」 札幌の飛び降り自殺の中1、家族に言葉

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120907/crm12090714250014-n1.htm

男子生徒は、母親と兄、妹に向けて「悲しまないでください」「頑張れよ」「プレゼントをありがとう」「生まれ変わったらまた会いましょう」とつづっていた。
「もう無理だ」「8階から飛び降ります」とも記し、最後に「バイバイ」と結んでいた。実際には5日朝、自宅マンション7階から飛び降りた。

こういう、悲しい、取り返しがつかないことが起きないためにどうすべきか、ということを、早急に、具体的に検討して速やかに実行に移すべきでしょう。自殺の問題は、中学生に限ったものではなく、自殺者が多く高止まりしていることは以前から問題になっていて、人が追い込まれて最悪の選択をせずに済む、セーフティネットが社会のあちらこちらに張り巡らされている社会、というものを目指さなければならない、ということを強く感じます。
例えば、学校であれば、人間関係で煮詰まってしまって辛い、死にたい、といったことであれば、無理に登校せず、適切なカウンセリング、アドバイスを受けつつ、しばらく自宅でインターネットを使って勉強し(そういう児童、生徒のためにネット上で学べる充溢したプログラムを作っておくべきでしょう)、人とのつながりはSNSとかビデオチャットなどを駆使して保ち、機動的に転校もできるようにするなど、できる方法はいくらでもあると思います。そんなことはできない、無理だと、先入観や先例で狭く考えず、視野を広く持ち柔軟に考える必要があるでしょう。
我々の価値観も、従来、根強かったような、人間は努力して向上すべきで頑張れないのは価値がない駄目な人間だ、といった、スポーツ根性もの的なものから脱却し、いじめたりいじめられたり、といったことができるだけない、成功はしていなくても平和で住みやすい、明るい生活、社会を目指す、といったものに、徐々に転換しなければならないということも感じます。