海外インターン、リスク認識を ルーマニア邦人女性殺害に仲介団体「ノーコメント」

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120823/crm12082308080002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120823/crm12082308080002-n2.htm

学生を派遣している財団法人「海外産業人材育成協会」(東京)によると、協会の斡旋数は5年前の約50人から本年度は約250人に。担当者は「留学より実践的なことができるとして関心を示す学生が多いようだ」と話す。協会は「違法なタクシーには乗らない」「女性は肌の露出を避ける」などの注意点をまとめた手引を配布。派遣先を日本企業の現地法人に限定し、空港への送迎を依頼するなどの対策も取っているという。

渡航を仲介したアイセックの広報担当の男性は取材に対し「ご遺族の意向を踏まえ、一切取材はお受けできない」と話した。今後の被害防止策などについても「ノーコメント」としている。

この、アイセック、なる得体の知れない団体が、被害にあった女子大生の渡航について、何をどこまで配慮していたのか(あるいは何もしていなかったのか)、海外渡航経験が皆無ではないような被害者が犯人と一緒にタクシーに乗ってしまうに当たりこの団体の手配の行き違いが影響していることはなかったのか、今後も多数の学生が利用するにあたり再発防止策をどう考えているのか、等々、次々と疑問がわいてきますが、この得体の知れない団体は、一切、ノーコメントで通しているので、皆目、わかりませんね。
一つ言えるのは、こういう得体が知れず、自らが関与した件で死者まで出ているのに一切をノーコメントで通す見識のなさ、再発防止策すら明示できないでたらめさに照らし、この団体には関わらず、利用すべきではない、ということでしょう。確かに、個々の安全対策、というものも求められますが、その中には、こういうずさんな団体を利用しない、ということも含まれると思います。学生の親や家族も、そういった観点で、インターンシップ参加にあたり注意して見る必要があるでしょう。