危険すぎた「女子大生ルーマニア一人旅」 アイセックに「説明不十分」と批判噴出

http://www.j-cast.com/2012/08/21143520.html?p=all

日本と現地のアイセックの間でのコミュニケーションが不十分だったと考えられるケースがある。2012年2月からアイセックのインターンシップルーマニアに渡ったある学生のブログによると、ルーマニア北西部の都市クルージュナポカに到着後、マネージャーが迎えに来る予定だったが誰もいなく、連絡もつかない。何とか空港のスタッフに助けを求め、タクシーに乗ってマネージャーと落ち合うことができたそうだ。本人は不備に対して特に怒らなかったと書いているが、事件や事故につながっていた可能性もある。

いろいろと記事を読んだりして、私が疑問に思っているのは、亡くなった女子大生が、ツイッターで、空港到着後の列車による移動については不安な気持ちをツイートしているものの、空港から駅までの移動については、そういった不安な気持ちを書いていないことで、空港には出迎えが来る、という予定になっていて、犯人の男を、その出迎えと誤認するような経緯があったのではないか、ということですね。私も過去に海外へ行ったことがありますが、初めての国へ行くと、空港に着いてから目的地(ホテルなど)へ行く手段、方法がどうなのかと不安なもので、その点が、ツイートから抜け落ちていることに、不安を感じる必要がなかったような何かがあったのではないか、という気がしています。
異国の地で知らない男とタクシーに乗ってあまりにも無防備だと、批判を受けていますが、海外経験が皆無のような方にも見えず、また、プロフィールから見ても非常識な方とも思えず、そういった経緯をきちんと明確にすることが、亡くなった方の名誉を守ることにもなるのではないか、という気がします。
アイセックは、ノーコメントで押し通そうと考えているようですが、コメントしないことで、憶測や間違った印象が一人歩きし、結局、亡くなった方の名誉が大きく損なわれたままになってしまう、ということにもなりかねません。
この事件で、この団体を利用しようとしていて不安を感じている学生も少なくないのではないかと思われ、アイセックは、知らぬ存ぜぬを決め込むのではなく、きちんと説明すべきは説明して、その責任を果たすべきでしょう。