<旧広島球場>競争率39倍、最後の利用機会に申し込み殺到

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100704-00000017-mai-soci

一般利用は当初、7月末までだったが、市民の強い要望もあり、広島市が1カ月延長。抽選結果に歓声とため息が交じる中、予定表が次々と埋まっていった。
戦後復興の象徴だった球場は年内にも解体が始まる。

昔、広島で司法修習をしていた当時、法曹関係者のソフトボール大会を広島市民球場を借りてやったことがありましたが、広島市民球場の中でプレーできたことで感激している人が何人もいたことが思い出されます。私自身も、高校野球の夏の大会等で、ここでプレーしたことがあり、思い出は尽きません。
原爆で壊滅し、75年間は草木も生えないと言われた広島の復興、平和な生活の象徴がこの広島市民球場であったと言っても過言ではないでしょう。時の流れの中でやむを得ないことではありますが、寂しさを禁じ得ないものがあります。
物理的な存在としての広島市民球場はなくなっても、その姿は、多くの人の心の中で、希望という言葉とともに長く存続するということを改めて強く感じます。