島野修さん(元プロ野球選手) マスコット “神の声”支えに

http://www.nikkei.com/paper/article/g=96959996889DE2EAE4E6EAE0E6E2E2E6E2E4E0E2E3E29C9C8182E2E2;b=20100604

阪急のマスコットキャラクター「ブレービー」として81年に球界に戻ったことで人生が大きく転換する。球団のマスコットが一般になじみの薄い当時のこと。心ない観客から激しく口汚いヤジを浴びせられる日々が続いた。
ひどく落ち込み、球場近くの居酒屋で一人飲んでいた。「今日の試合よかったね。でもブレービーが一番面白かった。またブレービーを見に連れてきてね」と男の子が話す親子連れの会話が聞こえ、頑張ろうと思い直すことができた。京セラドーム大阪の花木聡事業本部部長が「話ができすぎてませんか」と尋ねたら、かぶりを振って答えた。「神の声みたいだった」

着ぐるみを着て試合中の2時間、3時間、動き回るだけで大量の汗をかき疲労困憊するということは聞いたことがありますが、故・島野氏に関するこの話を聞いて、同氏を支えていたのが何であったかということがよくわかる気がしました。
阪急ブレーブスは、残念ながらもうありませんが、かつてこのような人がいて人々を楽しませるため頑張っていたということは、長く語り継がれることでしょう。ご冥福をお祈りしたいと思います。