坂の上の雲ミュージアム

昨夕、松山での日弁連シンポジウムが終わり、まだ午後5時前で、すぐ近くにある坂の上の雲記念館が午後6時半まで開館していたので、ちょっと見てきました。

坂の上の雲ミュージアム
http://www.sakanouenokumomuseum.jp/

近く放映が始まるNHKドラマに合わせたのか、

テーマ展示「秋山好古
http://www.sakanouenokumomuseum.jp/display/now/

があって、一昨年に初めて見学した際に、日露戦争当時の秋山兄弟の活躍振りについて説明が十分ではないと感じた点が補われた形になっていて、その辺を重点的に見て回りました。
一通り見て感じたのは、秋山兄弟の出身藩である松山藩が、佐幕藩として明治維新に乗り遅れてしまい、その挽回を図って、旧藩主がかなりの財政援助をして旧藩士の子弟教育に力を注いでいたということであり、そういった教育が、秋山兄弟を生み、正岡子規を生んだということでした。今の日本の精彩のなさを考えた時、将来の日本をより良い、豊かな国にするために何をしなければならないかということについて、自ずと結論が出るような気がしましたが、今の国会の状況を見ていても、期待薄、絶望的と言わざるを得ないでしょう。
今後、日本が、軍事ではなく経済の分野で、奉天会戦日本海海戦のような、国の存亡を賭けた戦いに直面する日が来たとき、秋山兄弟や東郷平八郎大山巌児玉源太郎のような人々を養成し得て、戦いに投入できのかと、暗い気持ちになってしまいました。