ネットカフェの業界団体が啓発運動、会員制でサイバー犯罪防止

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091112_328430.html

日本のネットカフェ店舗数は、2009年6月の調査時点で2845店舗。そのうちJCCA加盟店は1254店舗(177社)になる。JCCAによれば、従来から会員制を導入している店舗が協会加盟店の8割を占めていたことから、残りの2割にも会員制を導入してもらうべく、ガイドラインを改定し、加盟全店への会員制導入を義務付けたという。
JCCAでは、ユーザーに会員制カフェの利用を訴えることで、ネットカフェ業界における会員制導入を促進したい考え。

意気込みや努力の方向性は評価できますが、加盟店舗が全体の半分に満たない組織でこういったことを行っても、どれほどの効果が期待できるか、ということでしょうね。悪、犯罪というものは、生き延びやすいところへと流れて行くもので、身分確認を行わないネットカフェというものが少数でもある限り、そういった場所が良くない目的で利用されるということが続くでしょう。
会員制といっても、どこまで本人確認が厳格にできるかという問題があり、むしろ、ネットカフェでの利用時に利用者の写真を撮影(例えば席についたら自動的に)し、ログを一定期間保存する、といった方法のほうが実効性がありそうな気がします。