覚せい剤事件、再犯が約6割=社会復帰支援の拡充を−犯罪白書

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091113-00000039-jij-soci

千葉景子法相は13日午前の閣議で、2009年版犯罪白書を報告した。覚せい剤事件の検挙者の6割近くが2度以上の再犯であるとの統計を示した上で、再犯防止対策の重要性を指摘。薬物依存を断ち切るための指導や、就労促進などの社会復帰支援策を拡充させるよう求めた。芸能人絡みの事件が相次いだことで薬物犯罪への関心は高まっており、白書の内容は社会への警告となりそうだ。

記事によると、2008年度の覚せい剤取締法違反による検挙者のうち、再犯者が57.1%に上った、ということですが、この種の薬物事犯にいかに再犯が多く、一旦、手を染めると再犯の連鎖から逃れることが困難か、ということがよくわかります。
検察官は法廷で厳罰、厳罰と叫び、裁判所もそれに乗っかって終わり、ということになりがちですが、厳罰の先にあるものこそ重要であり、今、欠けているもの、必要なものは何か、といったことについて、堅実な議論が進むことを期待したいですね。