日本のヤフーも「Bing」採用へ 米Yahoo!とMSの検索提携で

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/30/news029.html

Yahoo!JAPANの検索エンジンは現在、米Yahoo!が開発した「Yahoo! Search Technology」(YST)だが、「米Yahoo!がBingに切り替えた後、日本市場向けにも良いエンジンだと判断すれば、Yahoo!JAPANにもBingを搭載していく可能性が高い」(ヤフーの広報担当者)という。
「MSと米Yahoo!の発表内容を見てみると、YSTの開発が終了する可能性が高い。ヤフーは以前、Googleやgooの検索エンジンも搭載していたこともあり、ほかの選択肢も消えたわけではないが、YSTが使えないなら、Bingに移行すると考えるのが自然だろう」

私が、2000年にヤフー・ジャパンで働くようになった当時、検索エンジンはgooで、その後、グーグルのそれによっていた時期もありました。今となっては、なぜ、ヤフーがグーグルの検索エンジンを?ということになりますが、当時は、カテゴリー検索全盛時代で、ロボット検索はおまけ程度にしか考えられておらず、それだけ軽く見られていたということでしょう。「ヤフー登録サイト」になるということで、売上が一気に増えたりするということで、登録サイトになることに狂奔する人もかなりいて、私も、表参道にいた当時、登録されないことで直接文句を言いにきた人に会って話をしたこともありました。
世界的にBingを使用することになれば、日本だけ独自の検索エンジンというわけにも行かず、Bing採用は自然の流れでしょう。とはいえ、検索サービスから身を起こしてきたヤフーが、検索エンジンマイクロソフトのそれを採用し、その軍門に下るということに、時代の流れと一抹の寂しさを感じます。