「故意認定至らず」 20歳大学生を釈放 永福町駅線路飛び降り

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090620-00000125-san-soci

地検は「殺害や傷害の故意を認定するには至らなかった」としている。
大学生を逮捕した警視庁高井戸署によると、大学生は当時、酒に酔っていた。「駅で人とぶつかった記憶はあるが、引っ張って落とした記憶はない」と供述していた。

この事件では、

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/260895/

によると、

容疑者は31日午前0時ごろから、渋谷区道玄坂2丁目付近の路上で500ミリリットルの発泡酒を2本飲んだ後、近くの友人宅に歩いて移動。午前8時ごろまで500ミリリットル入りのビールと発泡酒を3、4本飲んだという。

容疑者は同日午前9時半ごろ、永福町駅のホームで、無職の女性(59)に背後から近づき、いきなり腕をつかんで線路に飛び降りた。犯行状況について「駅で人とぶつかった記憶はあるが、引っ張って落とした記憶はない。しかし周りで見た人がいるのであればやったのだろう。申し訳ない」と供述している。

という事実関係のようで、捜査中に鑑定までは行っていないはずなので、故意が理由になっていますが、

1 大量の飲酒
2 動機が了解不能(そもそも見ず知らずの人を巻き添えに、自殺するような動機が見当たらないでしょう)
3 記憶が大幅に欠損

ということから、いわゆる病的酩酊で心神喪失(責任無能力)という可能性もあるのではないかと思われます。
飲み過ぎには注意しないと、こういった重大な事件すら起こしかねないということで、身に覚えのある人には教訓となる事件と言えるでしょう。