戦争と政治とリーダーシップ

戦争と政治とリーダーシップ

戦争と政治とリーダーシップ

2003年に出たもので、読もうと思いつつそのままになっていましたが、最近、オバマ大統領就任の関係でリンカーン大統領が話題になることが多く、本書の中でリンカーン大統領が取り上げられていることを思い出し、そこをまず読んでみました。
リンカーン大統領については、「奴隷を解放した偉大な大統領」「ゲティスバーグ演説で民主主義の本質を喝破」「暗殺による悲劇的な最期」といったイメージが先行しがちですが、本書を読むと、感情に流されない徹底したリアリストであり、部下を巧みに操り自ら乗り出すべき時には躊躇なく乗り出しながら、南北戦争を勝利へと導いたことがよくわかり、リーダーシップということを考える上で参考になります。
他には、チャーチル、クレマンソー、ベングリオンが取り上げられていて、特にチャーチルには前から興味があるので、順次読んでみようと考えています。