【速報】袴田巖さんの無罪が確定 検察が上訴権を放棄 半世紀以上にわたる闘いに終止符…勝利のゴング鳴る

【速報】袴田巖さんの無罪が確定 検察が上訴権を放棄 半世紀以上にわたる闘いに終止符…勝利のゴング鳴る(テレビ静岡NEWS) - Yahoo!ニュース

検察は上訴権の放棄を前にした8日、畝本直美 検事総長による談話を発表していて、静岡地裁の判決について「到底承服できないものであり、控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容であると思われます」と不満を滲ませる一方、「袴田さんが結果として相当な長期間にわたり法的地位が不安定な状況に置かれてきたことにも思いを致し、熟慮を重ねた結果、検察が控訴し、その状況が継続することは相当ではないとの判断に至りました」と控訴を断念する考えを明らかにしていました。

元々、確定判決の依拠した証拠構造に大きな問題があった上、再審段階での証拠開示が遅々として行われなかったため、無為な月日が経過して行ったことは大きな問題でしょう。

確定判決が一旦、出てしまうと、それが一人歩きしてしまい、是正が困難という現状の法制度は、早期に抜本的に改革される必要があります。とりあえずは、裁判所が相当と認めた再審申立事件については、現行の公判前整理手続、期日間整理手続と同様の証拠開示制度を導入するだけでも、再審手続は大きく改善されるでしょう。

法務省が対応しないなら、議員立法、時限立法で、そのような改正を導入し、再審法全体の改正作業を進めていく手もあると思います。