『忠臣蔵外伝』発行 両国・吉良邸跡に着目

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008120902000221.html

また「虚構と真実」のページには、討ち入り時に歌舞伎では雪が降っているが、実際の天気は快晴だったなどの解説も付いている。

史実では快晴でも、「忠臣蔵」としては、やはり、赤穂浪士が降りしきる雪の中を吉良邸へ向かい、舞い落ちる雪を払うように大石内蔵助が軍扇(だったように思います)を一振り、二振りして他の浪士が持ち場へと分かれて行く、というシーンがまざまざと脳裏に浮かんできます。雪なくしては、討ち入りのシーンは語れないでしょう。
こういった面は他の場面にもあり(南部坂雪の別れ等)、忠臣蔵というものは、史実を基にしつつもかなりの脚色が加えられた、日本人の心象風景が投影された大河ドラマ、と言っても過言ではないと思います。
間もなく、私の事務所のすぐ近くにある泉岳寺で、義士祭が行われます。