元東北大院生に懲役6年 女性暴行名誉棄損

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081210-00000003-khk-l04

ボ2ネタ経由で知りましたが、今後、日本全国で問題になりそうな問題点を含んでいるように思います。

高裁判決は「どの点が食い違うのか、一審判決は具体的に摘示していない。証言を信用できないとする根拠が不十分だ」とした上で、女性の証言を正反対に評価した。
争点を必要最小限に絞り込み、判決まで切れ目なく開廷する裁判員裁判では、従来のように詳細で長大な判決を書く余裕はなく、全国的に判決書の簡略化が進むとみられている。
裁判員裁判の対象となる今回の事件で、地裁は初公判から判決まで土日曜を除き7日間連続で開廷し、判決言い渡しも約十分で終えた。一審判決後、弁護人は「求刑の半分以下の量刑となった理由が判決に一切書かれていない」と疑問視した。
別の事件で「裁判員仕様」の判決を体験した弁護士も「『被告の供述は信用できない』と判示した理由が分からず、納得できない」と話していた。こうした弁護士側の異論や違和感を、図らずも高裁が「身内」の地裁に示した。

裁判員のため連日開廷するとしても、判決書作成にそれなりの時間がかかるのであれば、結審後、判決までに必要最小限度の時間を置く、ということも必要かもしれません。
証拠の評価について、判決の中である程度述べておいてもらわないと、当事者だけでなく、上訴審の裁判官も、なぜこのような判決になったかがわからず、非常に不便であることは、私にも実感としてよくわかります。
裁判員が加わることで、従来のように詳細、長大な判決は無理としても、控訴審で事実誤認が正面から問題となる以上、簡略化にも限界がありどこで線を引くかが非常に難しいということは言えそうです。