トラ襲撃、扉閉め忘れか 死因は首の骨折 京都市動物園

http://www.asahi.com/national/update/0608/OSK200806070116.html

同園では05年1月にも、ホッキョクグマに飼育員が襲われ、頭などに重傷を負う事故があった。この時はえさをグラウンドに置く際、クマがいる隣室との間を仕切る扉を誤って開けたことが原因だった。同園はその後、毎週火曜だけ2人1組で手順を確認する対策をとったが、トラなどの猛獣も含めて火曜以外は1人で世話をする態勢を続けてきた。

何事もそうですが、「慣れ」というものには怖い面があって、慣れている、習熟している物事ほど、意外な落とし穴に落ち込んでしまう、ということがあるように思います。かえって、慣れていないことのほうが、慎重に調べたりしながら臨み、失敗しない、という面もあるでしょう。
動物園の飼育員は、やったことがないので、よくわからないものの、この事故でも、動物との触れ合いの中で、まさか襲いかかってくることはないだろう、といった安心感が出てきてしまって、ちょとした油断が生じてしまった、という事情が、もしかしたらあったのかもしれません。そういう感想を持ちました。