http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008042901000464.html
米軍の旧立川基地の拡張計画に絡む「砂川事件」をめぐり、1959年3月に出された「米軍駐留は憲法違反」との東京地裁判決(伊達判決)に衝撃を受けたマッカーサー駐日米大使(当時、以下同)が、同判決の破棄を狙って藤山愛一郎外相に最高裁への「跳躍上告」を促す外交圧力をかけたり、最高裁長官と密談するなど露骨な介入を行っていたことが29日、機密指定を解除された米公文書から分かった。
米国や駐日大使が危機感を持ったことは、それなりに理解できますが、最高裁長官ともあろう者が、「密談」に応じる、ということ自体があってはならないことでしょう。こういった圧力が、違憲判決を覆した最高裁の判断に、何らかの影響を与えたのか、与えたのであればどのような影響であったのか、強い興味を感じます。
「国策」に弱い司法の暗部が明るみになった、という見方も可能かもしれません。