http://www.asahi.com/national/update/0429/TKY200804280363.html
私自身は、元々、勲章のようなものは好きではなく、しがない弁護士なので叙勲の栄に浴することもないのですが、以前、検察庁にいた頃、東京地検の庁舎内で、叙勲の対象になったモーニング姿の法務・検察OBとその奥さん(和服姿)を見かけた際、奥さんがうれしそうな様子で、それを見て、叙勲というものは、本人だけでなく、むしろそれ以上に、家族の労をねぎらうものなのだな、と強く感じたことがありました。それまでは、こんな制度ははやめてしまえ、などと思っていましたが、それ以来、そういった考えは持たなくなりました。
もらってうれしい人、うれしくない人、もらえなくて不満な人など、様々であると思いますが、もらっておごらず、もらえなくてもくさらず、もらった場合も自分だけのものではない、という感覚が必要ではないか、という気がします。