高級ホテルのスイートで硫化水素自殺

http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20080426-352646.html

ホテルによると、10階のフロア担当職員が「卵の腐ったような」異臭に気づいたのは午後0時50分ごろ。連絡を受けたアシスタントマネジャー(40)が異臭が特に強い部屋のドアを開けたところ、入り口付近に置かれたイスの上に、ホテルのA4便せんに鉛筆で「硫化水素による自殺のため入室にあたっては注意してください」と横書きで書いてあったという。

現場は皇居のお堀に面したオフィス街。ホテル周辺には、消防車や救急車16台と警察車両などの緊急車両が次々と到着し、NBC(核・生物・化学兵器)対応の防護服などで完全防備したハイパーレスキュー隊4隊を含む16隊80人の消防官が出動。昼休みの会社員や買い物客が不安そうにホテルを見上げていた。

ペニンシュラで大変な騒ぎになったようですが、「NBC(核・生物・化学兵器)対応の防護服などで完全防備したハイパーレスキュー隊」というのは、なかなか見る機会がないので、見たかった、という気がします。映画「日本沈没」で、柴咲コウ演じるハイパーレスキュー隊員が救出のため現れるシーンがありましたが、あのシーンを見たときの、希望の光が見えた、これで生きて行ける、と実感された気持ちが思い出されます。
確かに、自殺とはいえ、これは一種の化学兵器のようなもので、上記の記事に出てくるアシスタントマネージャーも、一歩間違えれば巻き添えで死亡した可能性もあり、非常に危険なことが全国各地で次々と起きているということが言えます。目覚ましい対策はないものの、当面は、自分の周囲で妙な動きがある際は、この種の自殺が起きかねないと疑い警戒する、ということは必要かもしれません。