殺意の有無とは…裁判員制度に向け、主婦の目線で模擬法廷

ボツネタ経由。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080307-00000064-yom-soci

検察官は殺意について、「通常であれば人が死ぬだろう行為を、そのような行為と分かって行うこと」と説明した。ところが、主婦たちは「何をもって『通常』というのか分からない」「動物実験したわけでもないのに、何が『死ぬだろう行為』にあたるのか判断できない」となかなか納得できない様子。

確かに、刑事法の世界では、「一般人を基準」とか、「通常」、といったことをよく言いますが、一般人とは何か、通常とは何か、と言われると、これが一般人です、通常ですと明確には説明できないものです。
すごい発想だな、と思ったのは、「動物実験したわけでもないのに」というところで、こういう発想は、法科大学院司法研修所での教育では生まれてこないでしょう。自分が殺人罪で裁かれることになった際は、こういう裁判員に裁いてもらいたいと思うとともに、裁判員をうまく説得できる、従来の法曹にはない(あり得ない)斬新な発想というものも研究する必要性を感じます。