やはり不吉な名前だった「あたご」

漁船発見は衝突2分前、「あたご」の回避行動遅れる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000003-yom-soci

あたご・・・どこかで聞いたな、と思ったところ、2005年に、本ブログで

新型イージス艦が進水 「あたご」と命名
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050825#1124897392

と取り上げ、その際、

レイテ沖海戦における栗田艦隊の旗艦が「愛宕」でしたね(その後、沈没し栗田中将は「大和」に移乗)。
栗田艦隊と言えば、小沢艦隊が囮になってアメリカ機動部隊を引きつけることに成功し、その間にレイテ湾に突入すれば勝利確実だったにもかかわらず、「謎の反転」で突入を断念したことであまりにも有名です。
ひらがなと漢字の違いはありますが、失敗した作戦の沈没した旗艦と呼び名が同じでは、縁起の良い名前とは言えないでしょう(縁起をかつがなければ問題ないですが)。
この名前を聞くと、小沢艦隊が多大な犠牲(ほとんど全滅)を出したにもかかわらず、優柔不断、逡巡を重ね、連合艦隊司令部からの督促にも従わず、結局、反転して永遠に勝機を逃した栗田艦隊が思い出され、不快です。
旧日本海軍の船名を自衛艦につけることには、あまり賛成できませんが、そういった命名をするのであれば、戦艦大和の沖縄特攻を含め数多くの戦闘に参加したにもかかわらず生き残り、戦後は台湾に引き渡されて更に活躍した駆逐艦雪風」とか、「良い名前」をつけてほしいと思います。

とコメントしていました。
事故の原因は、今後、徹底的に究明されるはずですが、縁起といったことはあまり信じない私としても、縁起の悪さ、不吉さ、といったことを感じてしまいます。