<佐世保発砲>37歳容疑者、銃で自殺…市内の教会敷地内

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071215-00000018-mai-soci

30名もが殺害され、横溝正史の「八つ墓村」のモデルにもなった津山事件(「津山三十人殺し」)を想起させる凶悪事件です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E5%B1%B130%E4%BA%BA%E6%AE%BA%E3%81%97

事件は14日午後7時10分ごろ、佐世保市名切(なきり)町の会員制スポーツクラブ「ルネサンス佐世保」で発生。男が2階正面玄関から、散弾銃をホールに向けて発射しながら押し入った。その後、カウンター内側の事務室に子供たちとともに逃げ込んだ倉本さんを射殺。施設見学のためホール内で友人と待ち合わせをしていた藤本さんにも発砲し、死亡させた。
このほか、クラブのマネジャーや客の小学生ら6人も銃弾を受けるなどしてけがを負った。
男は、事務室に一時立てこもったが、プールサイドでも乱射。少なくとも6発を発射したとみられ、散弾銃を持ったまま徒歩で逃走していた。迷彩服でフルフェースのヘルメットをかぶっていた。

特定の対象を狙っていたのか、あるいは、そうではなく無差別に発砲していたのか、よくわかりませんが、今後は、動機の解明が行われることになるでしょう。ただ、容疑者死亡ということで、完全な解明は難しくなる可能性が高いと思われます。
それと同等に、あるいは、それ以上に問題になりそうなのは、このような容疑者に銃の所持を許可していた、その許可の在り方に問題はなかったのか、ということでしょう。先ほど、テレビニュースで、近隣住民らしき人がインタビューに答えて、この容疑者に銃を持たせることの危険性を警察に指摘したところ、逆に食ってかかられた、などと訴えていました。長崎県警は、この点について「問題はなかった」とコメントしているようですが、それで簡単に済む問題とは到底思えません。