特捜部の関心は防衛利権めぐる政官業の癒着解明

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071108/crm0711081922029-n1.htm

背任、横領といった事件を「入口」事件にして、金の流れを解明する中で、賄賂性が高く職務権限や便宜供与が絡むものを炙り出して行く(「出口」を探す)、というのは、この種の捜査で多用される手法です。
古くはシーメンス事件、戦後ではダグラス・グラマン事件(贈収賄は不発に終わりましたが)など、防衛利権を巡る疑獄事件は、繰り返し問題になってきた歴史があります。
どこまで解明できるか、東京地検特捜部の真価が問われている、という見方もできそうです。