「ヤフーの倫理観子供並み」と米下院公聴会で批判相次ぐ

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071107i413.htm?from=navr

委員からは、「ヤフーは技術や資金面では巨人でも、倫理観は子供のようだ」(ラントス委員長)などの痛烈な批判が相次いだ。
この問題では、中国紙記者の師濤氏が、2004年、天安門事件15年記念行事の取材を禁止した中国当局の通達を国外の非政府組織(NGO)に電子メールで送ったことを中国当局が問題視、ヤフーが求めに応じて提供した情報から師氏を特定したというもの。師氏は逮捕され、05年に国家機密漏洩(ろうえい)罪で禁固10年の判決を受けた。

ラントス委員長の求めに応じてヤンCEOとキャラハン副社長が頭を下げる一幕もあった。

ジェリー・ヤン氏も、台湾出身だけに、この問題へ臨む心境には複雑なものがありそうですね。上記のような、中国捜査当局への対応だけでなく、その後の対応(虚偽報告の疑いなど)も強く批判されていて、かなり厳しい状況に追い込まれつつあるようです。
様々な体制の国々で各国の法令に従いつつビジネスを円滑に進めることと、自由や民主主義を尊重するというポリシーとの折り合いをどこでつけるか、という、非常に難しい問題の中で、このままでは沈没しかねないでしょう。