落第生、最多の71人に 司法修習の修了試験

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007090301000660.html

昨年も受験者の7・1%の107人が合格しなかったが、追試で91人が救済され、最終的な不合格者は16人。今回は追試が廃止されたため、過去最多となった。

1468名が受験したということですから、司法修習生も随分と増えたものです。
昔は、2回試験で合格留保になっても、追試で全員が「救済」されるのがお決まりのパターンでしたが、もはや、最高裁も、かつてのような救済を行うつもりはないようであり(これだけの人数がいては、とても救済しきれず、粛々とやるしかない、と考えているのでしょう)、今後は、合格できず再受験しても合格できない人が右肩上がりで増えて行くことは確実と推測されます。
昔は、司法試験に合格すれば、よほどしくじらない限り、その後の法曹としての人生は約束されていたような面がありましたが、そういう時代は完全に終わった、ということでしょう。弁護士がこれだけ増えてくれば、皆が皆ハッピー、というわけにも行きません。
それでもあなたは法学部へ行き、法科大学院へ行って、司法試験を目指しますか?という自問自答を、これからこの道を目指す人は何度も繰り返してみるべきでしょう。