http://www.chosunonline.com/article/20070830000062
朝鮮日報の社説です。
前秘書官が一般市民だったなら、果たして検察がこんないい加減な姿勢で捜査を打ち切っていただろうか。通常なら口座追跡や通話内容の調査、対面調査などあらゆる手段を動員して追及していたはずだ。検察は「権力からの独立」を叫んでいるが、実際に権力を前にするとこの体たらくなのだから、口先だけのスローガンでしかないと思われても仕方がないだろう。
こういった、どこの国でも起きる問題が、今週末公開の映画「HERO」の背景にもなっているのですが、不正、腐敗といったことに対し、真相を解明し是正する、といった「復元力」が適切に機能しないと、国にしてもあらゆる組織にしても、徐々に衰亡して行かざるを得ないと思います。誰がどこで頑張ることで、悪い方向に崩れ落ちることを食い止められるのか、という視点で上記の映画を観てみるのも、おもしろいかもしれません。