司法修習生:卒業試験の不合格率、過去最悪12.6%

http://mainichi.jp/life/today/news/20100825k0000m040096000c.html

最高裁は24日、08年の旧司法試験に合格した司法修習生ら223人が受けた7月の卒業試験で、28人(約12.6%)が不合格になったと発表した。不合格者の割合は、07年11月の卒業試験の不合格率約7.2%を大幅に更新して過去最悪。

今回が2、3度目の受験となる修習生は75人で、うち16人がまた不合格となった。最高裁は「該当者の心情に配慮して、3度目の不合格数は公表しない」としている。

人数が減っている旧司法試験の合格者に、積み残されていた2回試験の不合格者が加わったことで、不合格率が高くなっている面があり、「過去最悪」を強調するのはいかがなものかという気はしますが、再受験者の不合格率は約21パーセントと高く、その中には、受験3回目でこれ以上受験できない人も出ている模様で、2回試験の不合格問題にも軽視しがたいものがあるという印象を受けます。
司法試験に合格するということが、まず必要ではありますが、司法修習を経て2回試験にも速やかに合格できるような能力をつけるということも視野に入れた法曹養成を行う必要もある、ということでしょう。問題山積ですね。