今年の「落第者」は33人 司法研修所卒業試験

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080901-00000977-san-soci

不合格になったのは受験者の5・1%で、昨年よりも0・3ポイント上昇した。
受験したのは、平成18年に実施された旧来型司法試験合格者を中心とする642人。受験科目は民刑事裁判、検察、民事弁護など5科目で、1科目でも基準に達しないと不合格になる。

私は41期で、2回試験に合格したのは平成元年ですが、41期では不合格者(正確には「合格留保者」と言うのかもしれませんが)がいなかったと記憶しています。当時は、不合格者がいない年も珍しくなく、いても数名程度にとどまっていました。
現在の2回試験のレベルがどの程度のものかはよくわかりませんが、元々、「落とす」試験ではなく司法修習を着実に行っていれば合格はできるはずであり、そういった中で5パーセントも不合格者が出るということになると、やはり問題があると言わざるを得ないでしょう。
司法研修所の大野所長は、修習当時の刑事裁判教官で、ブログでこんなことを言っていると、今度会った時に怒られそうですが、不合格者が不合格になった原因を綿密に分析し今後の教育に生かす必要性は高いのではないか、という印象を受けます。