<告訴無断取り下げ>東京地検検事を在宅起訴、懲戒免職に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070821-00000110-mai-soci

調べに対し、書類捏造(ねつぞう)を認め、「異動前に事件処理を急いでしまった」と供述しているという。

先日、知人の検事と話していた際、この件も少し話題になりましたが、「いくら追い込まれていたとしても、こういう行為に及ぶということは考えられない」「なぜ、このようなことをしてしまったのか、わからない」ということで、相互の認識は一致していました。
この検事の直属の上司であった副部長(戒告処分を受けた、とのことですが)には、以前(かなり前ですが)、あるところで一定期間、指導を受けたことがありますが、面倒見の良い、指導がうまい人で、部下の検事がこのような行為に及ばざるを得ないほど追い込んでしまうタイプではありません。また、仮に、何らかの理由で追い詰められた状態になっていたとしても、任官後10年以上経過した検事である以上、他のより適切な方法はいくらでもとり得たでしょう。
不可解であり、かつ、このような行為により国民の信頼を損ねたことについても、残念としか言いようがない事件です。