明石歩道橋事故:発生から6年 当時の市幹部らも冥福祈る

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070722k0000m040083000c.html

長女(当時9歳)と長男(同7歳)を失った有馬正春さん(48)は「ただただ11人の冥福を祈りたい」と話し、犠牲者の会会長の下村誠治さん(49)は「同じ日の同じ時間帯にこの場所に立つと、苦しみが鮮明によみがえる」と振り返った。

残された問題としては、被害者遺族だけでなく検察審査会や民事の裁判所からも、警察署幹部の刑事責任を不問に付したことの不当性を指摘されながら、当初の判断に固執し、不起訴を維持し続けた検察庁の判断が正しかったのか、ということでしょう。永遠に解消されることがない後味の悪さが残ります。
また、この事故以前にも、群衆の将棋倒し事故など、同種の事故がかなり起きていますが、そういった事故の教訓が、どこまで警察等による群衆整理に生かされてきていたのか、この事故を契機に徹底されるべきは徹底されたのか、ということは、やはり気になるところです。警察内部だけでなく、大きなイベントを開催する際に、群衆警備に従事する関係者にも、貴重な教訓が共有できるように、適切な資料化や配布、といったことも検討されるべきではないか(既に行われていれば良いのですが)、という気がします。