新たに5選手に裏金=アマ関係者170人にも謝礼−西武球団調査委

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070404-00000182-jij-spo

中間報告によると、新たな金銭供与は1978年10月の球団創設からスカウト活動での不正な利益供与を禁じた2005年6月の「倫理行動宣言」が出されるまでの27年間で判明した。支払いは契約金の前渡し、報酬金の前渡し、海外渡航時の餞別(せんべつ)金などの名目で行われたという。5選手のうち2人は当時学生だったため、日本学生野球憲章に違反すると指摘している。また関係者には1人当たり10万円から最高1000万円を商品券や現金により、年間合計約500万円の金銭を支払っていたという。今回発表された調査対象者に関しては、倫理行動宣言以降の不正なスカウト活動は認められなかったという。いずれの件に関しても、倫理行動宣言以前の活動であることや問題の再発防止が主たる目的であることなどを理由に、氏名などを公表しない方針も示された。

先日、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070312#1173671282

でもコメントしましたが、アマチュアスポーツの世界におけるこの種の汚さは、世の中のありとあらゆるゴミが集まってもかなわないくらいの汚さですから、調査が進めば進むほど、腐敗した実態が次々と明らかになるでしょう。おいしい思いをした関係者の氏名などは公表されないようですが、清廉潔白を装って教育論などをぶっている人物が、実は金の亡者だった、といった事実が、公表すれば次々に暴露されるでしょう。公表しない、と言っても、ウイニーなどで漏れることもありますから、身に覚えのある人々は、当分、枕を高くしては眠ることができないはずです。自業自得ですが。
ごく普通の人がごく普通に楽しむような場合は別ですが、人間のありとあらゆる薄汚い欲望、嘘、欺瞞、それらを隠ぺいする感動等の演出(これも一種のやらせでしょう)がごちゃ混ぜになったものがアマチュアスポーツ、と言っても過言ではないと思います。こんなもので一喜一憂したり感動するのは馬鹿らしくないか?ということは、考えてみる価値があるでしょう。
西武は、「パンドラの箱」を開けてしまった以上、箱の中に残すのは「希望」程度にしておいて、箱の外にすべてを放出することで、汚く醜い禍根を徹底的に断ち切るべきだと思います。