http://kumanichi.com/news/kyodo/index.cfm?id=20070208000379&cid=social
警察庁は８日、免許申請時の本人確認をより厳格にするため、現行の顔写真と住民票の写しに加え、新たに旅券などの身分証明書でも確認を行うよう、近く全国の警察本部に通達を出す方針を決めた。
住民票が不正に取得され、それで免許証が不正取得された事件があったから、ということですが、昔から、住民票の不正取得ということはよくあり、なぜ、今になって、こういうことを始めるのか、よくわかりません。
皆が、旅券などのフォトＩＤを持っているわけでなく、そもそも、運転免許証が典型的なフォトＩＤであり、いろいろな身分証明の基本となるフォトＩＤを取得するために別のフォトＩＤを要求される、という、奇妙なことになってしまいそうです。旅券にしても、別人になりすまして取得する、という事件は現実に発生しています（検察庁にいたときに、捜査、起訴したことがあります）。
強制的な身分証明制度は好ましくないと思いますが、希望者に対する実効性のある身分証明制度、というものを検討する必要性は感じます。
