「特捜検察vs.金融権力」(村山治)

特捜検察vs.金融権力

特捜検察vs.金融権力

バブル崩壊前から、その後、現在に至るまで、地検特捜部が手がけた経済事件を、「特捜検察」対「金融権力」という視点を中心に描いていて、なかなかおもしろく、また、興味深い1冊です。紹介されている事件は、いろいろな形で既に知っているものですが、流れで見て行くと、ああ、なるほど、こういった背景があったんだな、こういう動きが背後にあったんだな、と思い当たるところがいろいろとあります。
先程、購入して、すぐに読み始めましたが、おもしろくて、仕事をしなくてはならないのにこの本が手放せず、少し困っているところです。
先日、本ブログでも紹介した

徴税権力―国税庁の研究

徴税権力―国税庁の研究

と内容的に重なる部分もあり、併せて読むと、よりおもしろいと思いました。