男性教諭が50万円着服 ATMで置き忘れの現金

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/29066/

既に本ブログで書いたことがあったかもしれませんが、数年前、都内の銀行でATMを利用しようとしたところ、ATMの前に裸の1万円札が1枚落ちていました。誰かが落として行ったものであることがすぐにわかりました。一瞬、このまま素早く拾い、隠して持ち去ってしまおうか、という、悪い気持ちが生じましたが、次の瞬間、それはまずい、悪いことをしてはいけない、という気持ちが生じるとともに、犯行に及べば防犯カメラに撮影されている可能性が高いし、発覚すれば、「弁護士、1万円を猫ばば」「またも弁護士不祥事」「今度は元検事」「背景には経済苦か」などと、おもしろおかしく報じられ、追い込まれる姿が目に浮かび、その1万円を拾い、銀行の係員にすぐに連絡しました。結局、私が拾得者ということになり、半年間、落とし主が現れなかったため、その1万円は警察で私がもらいました。
弁護士であっても、一瞬とはいえ、上記のような悪い気持ちが起きるほどですから、上記の男性教諭にも同情を禁じ得ませんが、やはり自制すべきであったというしかないでしょう。