http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060728-00000006-yom-soci&kz=soci
会計検査院が今年度から公務出張でのマイル取得を禁じたのに続き、法務省も今月、取得を禁止した。
一方、海外出張が多い外務省など、大半の省庁は「個人の判断」と容認する。
マイレージの性質をどう見るか、にもよると思います。料金の割引、払戻と見るのであれば、公務員の出張については、税金の一部を個人が取得することになり、当然許されない、ということになるでしょう。一方で、一定の利用に対し、あくまで利用者に対して特典を与えるもので、支払う料金とは別個の制度である、と見れば、公務出張でマイレージを取得することが許されない、とまでは言えない、ということになるでしょう。その辺の考え方により、取り扱いが分かれてきているのではないかと思います。
いずれにしても、特に、税金を使った公務出張について、個人がマイレージを取得し私的に利用する、ということは、その原資が税金であるだけに、個人が私腹を肥やしている、という印象を払拭することが困難でしょう。
航空会社が、コーポレートマイレージカード、のようなものを発行して、公務出張についてはそこにマイレージを貯めておき、貯まったマイレージは、別の出張の際に使用する、ということにしたほうが、不明朗さがなくなり、マイレージも無駄にならず、好ましいのではないかと思います。
最近、悪い話ばかりの、日本のどこかの航空会社が、まず実行してみるとよいかもしれません。