「共謀罪 見通し暗く」(6月13日朝日新聞朝刊)

今日の朝日新聞朝刊の「オピニオン」で取り上げられていました(12版では13面)。問題点や、英国の中世に端を発する「共謀」概念の歴史などが、うまくまとめられていて、参考になる記事だと思いました。特に、西原春夫元早稲田大学総長の「共謀の概念が広がりすぎている」という意見は、この問題が共謀罪に限られないことを示していて、非常に示唆的です。
記事の中で、

捜査は供述に頼ることになる。幅広く身柄をとって、弱い人をたたく捜査になる。1人がうそを言うと、それを元に全体のストーリーができ、冤罪が起きる危険がある

と、日本刑法学会の非公式会合で「警告」した元検察官の弁護士、というのが、私のことを指しているそうです。