小沢氏、任意聴取に応じる方向 地検と日程調整へ

http://www.asahi.com/national/update/0119/TKY201001180493.html

特捜部は、4億円の原資や複雑な資金操作の解明には小沢氏本人の事情聴取が不可欠とみている。今月5日に小沢氏側に聴取を要請した際、小沢氏側は「必要性がない」として拒否。12日の記者会見では、「個別のことについて申し上げることは差し控えたい」などと、土地取引問題に関する具体的な言及を避けた。その後も多忙などを理由に拒否を続ける中、特捜部は13日に陸山会などを捜索し、15日には同会の事務担当者だった衆院議員・石川知裕容疑者(36)らを政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕した。

小沢氏としては、事情聴取に応じることで、資産、政治資金形成過程について情報を与えてしまい、「敵に塩を送る」ような状態になることを警戒している可能性が高いでしょう。その一方で、事情聴取に応じ端的に説明することで、あらぬ疑いが晴れ既に逮捕、勾留されている関係者の負担が軽減されるという可能性もあり、メリット、デメリットの双方を見ながら検討しているものと思われます。
あくまで印象ですが、特捜部と小沢氏側のコミュニケーションがうまく取れておらず、余計にぎくしゃくしているような面もあるようで、そういった面が、今後、特捜部、小沢氏のどちらに吉と出、凶と出るかということも注目されるような気がしています。