裁判員も黒い法服 最高裁前向き検討

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被告らと向き合う裁判員6人が中央の裁判官3人と同じ服を着ることによって、法廷外で特定されにくくする一方、裁判員に自覚を与える効果も期待できるという。最高裁刑事局も「十分検討に値する」と前向きだ。

私は否定的ですね。同じ法服を着ていても、素人っぽいのが裁判員と、すぐに特定されるでしょう。法服を着て生じる「自覚」というものが、どういうものかわかりませんが、そういう問題でもないと思います。
被告人やその関係者からの報復が、頻繁に起きているなら、私のような者は、とっくの昔に報復されて、今、こうしてブログをやったりはしていられなかったでしょう。皆無とは言いませんが、実際に起きている例は非常に少なく、そういう心配をするのであれば、交通事故のほうがもっと危険性が高いと思います。
とはいえ、裁判員保護については、警察当局とも緊密に連携し、裁判員の不安を解消するような努力はすべきです。ただ、法服の問題ではない、ということです。

追記:

裁判員は、あくまで一般国民から出てきているわけですから、裁判官と一緒の法服を着るのではなく、各自の服装で良いのではないでしょうか、というのが私の感覚です。
仮に、裁判員に何らかのユニフォームを着てもらうとしても(裁判所に着てゆく服装を気にしなくてもよいというメリットはあります)、裁判員は、裁判官とは別の服装のほうがよいと思いますね。裁判官と、服装の上であっても一体化することには、やや抵抗感を感じます。
この辺は、裁判員というものに対する、それぞれの感情面も影響するかもしれません。