飲酒検知器、誤作動は結露が原因・警察庁特定

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060421STXKF048721042006.html

この検知器は新型と旧型があり、旧型は構造上、新型よりも誤作動する可能性は低いという。

警察庁交通指導課の栗島明康課長は「取り締まりの際はいずれも本人が飲酒を認めている。顔色や歩行状況などを記した捜査資料もあり、大きな問題になる可能性は低いと考えている」としている。これまでに、摘発された人からの苦情などはないという。

「可能性は低い」と言っても、そういった可能性が存在する以上、この検知器は、刑事事件の証拠収集手段としては致命的な欠陥品でしょう。
酒を飲んでいれば有罪、というわけには行かない(一定以上のアルコールを体内に保有する必要がある)からこそ、わざわざ機械を使って飲酒検知をやっているわけで、大きな問題になる可能性が低いとか、これまでに苦情などはない、といったことで済むような問題ではありません。
この程度のレベルで警察庁の交通指導課長が務まるとは意外ですが、実際は深刻に問題視していて、世間を欺くために、上記のようなコメントを出している可能性もあるでしょう。