少年を中等少年院送致 大阪地裁所長襲撃事件で大阪家裁

http://www.asahi.com/national/update/0323/OSK200603230090.html

この事件がそうだ、というわけではなく、あくまで一般論ですが、この種の共犯事件で、各人の供述が二転三転して変遷し、何が何だかわからなくなる事件の場合、全員が真っ白の冤罪、ではなく、関与している人とそうでない人が混在してしまっている、という場合が少なくないのではないか、という印象を、私は前から抱いています。
そういった点を解明するのが本来の捜査、ですが、警察の粗い取り調べやそれを上塗りしかできない検察捜査、一旦思い込んだ方向で強引に調書を「もぎ取って」しまう捜査機関の致命的な欠陥等により、真実と虚偽がごちゃごちゃになってパッケージ化されてしまい、結局、事件全体がつぶれてしまう、という末路をたどりがちではないか、と思います。
現役の捜査官は、こういった事件から多くを学び取るべきでしょう。