「世に棲む日日」

新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)

新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)

新装版 世に棲む日日 (2) (文春文庫)
新装版 世に棲む日日 (3) (文春文庫)
新装版 世に棲む日日 (4) (文春文庫)

私が、これまでの人生で影響を受けた本を挙げなさい、と言われたら、真っ先に思い浮かべるのはこの「世に棲む日日」です。
前半は吉田松陰、後半は高杉晋作を中心にストーリーが展開しますが、人間にとって「志」とは何か、志に殉じるとはどういうことか、人間が歴史にいかに影響を与えることができるか、といったことを考える上で、格好の材料になる一冊と言えるでしょう。