ライブドア 堀江社長、近く任意聴取 宮内取締役らも 証取法違反容疑

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060119-00000022-san-soci

あくまで一般的な話ですが、特捜事件で被疑者が取調べのため呼出を受ける場合、逮捕が予定されていても、「この日とこの日とこの日に来てください。」という感じで、数日にわたる取調べ日程を提示され、そのスケジュールで動く、ということが多いと思います。
「逮捕するから」と予め告げれば、逃げてしまったり(プライベートジェットを持っているような人が本気で逃げれば、かなり逃げられるでしょう)、重要な証拠を徹底的に隠滅したりしかねないので、その点には触れず、「逮捕されるんですか?」と聞かれても、「それは、まだわかりませんね。」などと、適当に受け流して、とにかく、数日にわたる日程を入れる、ということになります。
取調べが始まった後、供述内容の検討等も経て、逮捕される人は逮捕されることになりますが、逮捕状執行について、主任検事等から指示が出れば、取調中の取調検事が、おもむろに逮捕状を取り出し、被疑者に対し、「裁判所からこういうものが出ています。」などと言って逮捕状を執行することになります。
逮捕状執行後は、東京の場合であれば、身柄を東京拘置所に移すことになりますが、逮捕状執行後も、取調検事は引き続き取調べを行いますから、公用車に被疑者や立会事務官と一緒に乗って、東京拘置所へ向かい、拘置所の正門から中へ入る際に、よくテレビに出てくるシーン(「被疑者が乗った車が東京拘置所へ入って行きます」というシーン)が撮られる、ということになるわけです。