株大量誤発注 本当の火事場泥棒は? 強制決済くすぶる疑問

http://www.sankei.co.jp/news/051224/morning/24kei001.htm

一方の“罪”は、誤発注がなければ市場原理に基づいて正常に取引されていたはずの現物株まで架空株の後処理にのみ込まれてしまったことだ。異常な株価の動きに狼狽(ろうばい)売りした投資家や、その後の値上がりに伴う含み益を得られたはずの投資家は、市場正常化のための「政治的判断」の陰で置き去りにされた。

上記の点は、私も非常に問題があると感じています。
結局、今回の出来事は、株式市場というものが、一種の「ジェラシックパーク」のようなもので、不備なシステムを抱え、強者が弱者を思うがままに飲み込みながら肥え太ることができる、ということを改めて実証したということが言えるのではないかと思います。
そういった中で、思う存分食い散らかされ、最後は「自己責任」という言葉を投げつけられて終わる弱者は、自らの取り組み方を真剣に考えてみるべきでしょう。