今日は、ある事件の被害会社の従業員が、証人テスト(証人尋問の前の打ち合わせ)のため、検察庁公判部の担当検察官に呼ばれていたので、付き添って行き、証人テストに同席した。
検察庁在職時に、証人テストはかなりの回数行ったが、弁護士として、被害者側の立場で同席するのは初めてで、新鮮な感じがした。事件の内容については私のほうで一通り把握しているので、担当検察官との話の中で、資料を取り出して提示しながら説明したり、被害者としての要望事項を伝えるなど、それなりに役立ったのではないかと思う。弁護士は、単に被疑者や被告人を弁護するだけでなく、このような立場で動くこともある、ということである。
その一方で、今日は、別の事件で保釈請求している関係で、担当裁判官との面接に臨み、弁護人として、保釈を認めてもらえるように一生懸命頼んだ。
被害者を支援したり被告人を弁護したりの1日であった。